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筋弛緩薬として使用される有機化合物。筋肉の緊張(凝り、痛み、強張りなど)を和らげる。商品名はセブレチンやメキタック、テルネリンなど。頚肩腕症候群や腰痛、痙性麻痺に対して効果がある。肝臓でCYP1A2によって代謝される。ノルアドレナリン作動性神経の神経終末に存在するα2受容体に選択的に結合してノルアドレナリンの遊離を抑制する。これによって多シナプス反射が抑制され、筋緊張緩解作用を示すとされる。筋弛緩については単シナプス反射よりも多シナプス反射を主として抑制すると考えられている。…
筋肉を構成する細胞(合胞体)。筋細胞とも呼ばれ、筋繊維とも書かれる。直径10〜150μm、長さ数〜30cmの細長い線維状で、多数の未分化な筋芽細胞が分化・融合して形成された合胞体(多核細胞)である。骨格筋の筋線維は長さが数cmにもなる長い円柱型の細胞。手足を動かすための筋肉は、膨大な数の筋肉細胞のかたまりです。これらを筋線維といいます。筋線維の1本1本には、脊髄にある運動神経細胞から出る神経線維の終末が入り込んでいます。筋線維は収縮性のタンパク質からなる直径1〜2μmの筋…
前角細胞(α運動ニューロン)に対して脊髄内でのフィードバック回路を構成する抑制性の介在ニューロン。レンショウ細胞は、α運動神経の側枝が結合する介在ニューロンである。このレンショウ細胞は側枝を送った元のα運動神経を抑制する(反回抑制)。レンショウ細胞の興奮性は、上位中枢からの制御を受ける。α運動ニューロン以外にも、γ運動ニューロン、抑制性Ia介在ニューロンの興奮に関与する。
A線維のひとつ。筋紡錘の錘内筋線維を支配する運動ニューロン。γ運動ニューロンの興奮は筋紡錘とIa線維を経てα運動ニューロンに伝わる。-動的γ運動ニューロン-静的γ運動ニューロンγ運動ニューロンへの求心路からの入力としては、Ia群線維、II群線維、III群線維は興奮性に、Ib群線維が抑制性に働くとされる。
脊髄に存在する、運動神経を骨格筋に送っている神経細胞。筋張力を直接制御する。脊髄前角細胞やα運動ニューロンとも呼ばれる。筋萎縮性側索硬化症では前角細胞が障害されるために身体を自由に動かすことができなくなる。
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