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アドレナリン受容体のひとつ。βアドレナリン受容体やアドレナリンβ受容体とも呼ばれる。
作動薬はドブタミン、イソプロテレノールなど。*1
心筋の収縮力や心拍数、血管の拡張などに関わる。
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冠動脈の血管平滑筋の一時的な攣縮(冠攣縮)によって心筋が虚血状態になることが原因となる狭心症。異型狭心症や安静時狭心症とも。繰り返す胸痛発作や突然死の原因となる。夜間から早朝にかけて(朝4時~6時に多い)、安静時におこる前胸部の痛みがあり、発作時には心電図でSTの上昇が見られる。β受容体遮断薬は使用できない。安静時に起こる狭心症の大部分を占める。日本人の狭心症の約4割を占める。また、患者は男性が多く、喫煙者である割合は80%を超えているとされる。冠攣縮性狭心症の患者のRhoキ…
アドレナリン受容体のひとつ。アドレナリンβ3受容体とも。脂肪組織に多く発現し、熱産生や脂肪の分解に関わる。β3受容体の遺伝子多型は基礎代謝低下によって肥満を起こりやすくするため倹約遺伝子として知られる。β3受容体がアドレナリンによって刺激されると、GTP結合タンパク質を介してアデニル酸シクラーゼが活性化され、ATPがcAMPへ変換される。このcAMPはプロテインキナーゼA(PKA)のサブユニットに結合して、PKAの触媒部位がホルモン感受性リパーゼをリン酸化して活性すると脂肪の…
低血圧の治療薬。心筋の収縮力を増強させたり末梢血管の抵抗を減少させたりする。α受容体とβ受容体に作用する。心拍数には影響を与えない。商品名はエホチール。タグ:
本態性高血圧や狭心症に対する治療薬。非選択的なβ受容体遮断作用や一酸化窒素による血管拡張作用を有する。商品名はハイパジール。タグ:
ビュルガー病、閉塞性動脈硬化症、血栓性静脈炎、静脈血栓症、レイノー病・レイノー症候群、凍瘡・凍傷、特発性脱疽、糖尿病による末梢血管障害、頭部外傷後遺症、早産などを起こす子宮収縮、月経困難症などに対する治療薬。塩酸塩の商品名はズファジラン。血管平滑筋に直接作用することで血管拡張作用を示し、β受容体刺激作用によって子宮筋弛緩作用を示す。タグ:
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