β-エンドルフィン(β-endorphin)

内で分泌される有機化合物オピオイドペプチドのひとつ。

β-エンドルフィンの化学構造

脳下垂体から副腎皮質ホルモンとともに血液中に放出される。また、甘味によって脳幹中脳水道周囲核?から分泌されることが報告されている。鎮痛作用があり、脳内麻薬とも呼ばれる。*1*2

苦痛を軽減したり多幸感を与えたりするストレス抵抗作用を持つ。モルヒネの約6.5倍の鎮痛作用があるとされる。マラソンやウェイトトレーニングなどの負荷を身体にかけることによって分泌される。糖代謝を活性化する膵臓ホルモンの放出を促進する。*3*4*5

また、旨味のある物をにしたとき、アナンダマイドと共に放出され、持続したおいしさ、陶酔感、満足感などが生じる。*6

ランナーズハイは、β-エンドルフィンではなく、カンナビノイド系が関与しているという研究結果が報告されている。*7*8

*1金沢大学十全医学会雑誌 β-エンドルフィンの膵内分泌刺激作用: https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=18501&item_no=1&page_id=13&block_id=21
*2暮らしの中の砂糖の効用|農畜産業振興機構: https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_000195.html
*3京都大学大学院 肥満とストレスの積極的解消法: https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/general-education-jp/health-science/pdf/health-science-note03.pdf
*4運動がラット視床下部β-エンドルフィン産生におよぼす作用: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsma1939/67/5/67_5_414/_article/-char/ja/
*5CiNii 論文 -  211.運動終了後、脳内β-エンドルフィン含有量の経時的変動(【体液・内分泌】): https://ci.nii.ac.jp/naid/110001919897
*6おいしさと食行動における脳内物質の役割: https://www.jstage.jst.go.jp/article/sgf/18/2/18_107/_article/-char/ja/
*7脳内マリファナがてんかんを抑えるしくみを解明 | お知らせ | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構: http://www.amed.go.jp/news/release_20160722.html
*8東京大学教養学部 第83回 ランナーズハイ: http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/agc/ishiura/ishiura83.html

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このページの最終更新日時: 2018-12-18 (火) 08:10:03