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ヘモグロビンを構成するグロビンのひとつ。β様グロビンとも呼ばれる。
ρ、βH、βA、εの4つのサブタイプを持つ。*1
関連する用語
赤血球に含まれる鉄を含んだタンパク質。血液100ml(1dL)あたりに12〜18g存在し、血液の成分では水の次に多い。血色素とも呼ばれる。酸素が多く存在する肺や動脈では、酸素と結びついて酸化ヘモグロビンとなり鮮やかな赤色になる。逆に酸素の少ない末梢組織では酸素を放出して還元ヘモグロビンとなり黒ずんだ色となる。酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンは磁気的な性質が異なる。酸化ヘモグロビンは反磁性体であり、還元ヘモグロビンは常磁性体であるため、これはfMRI(BOLD)に利用される。…
2つずつのα-グロビンとβ-グロビンから構成されるヘモグロビン。成人が持つヘモグロビンの90%を占め、通常、ヘモグロビンと言うとヘモグロビンAを指す。
ヘモグロビンを構成するタンパク質。赤血球が寿命を迎えるとマクロファージに貪食され、内部のヘモグロビンがグロビンとヘムに分けられる。このグロビンはアミノ酸に分解されてタンパク質の合成に再利用される。グロビンの種類は成長に従って変化することが確認されている。グロビンはタンパク質であり、その種類は、胚性期はα-グロビン鎖とε-グロビン鎖、胎児期はα-グロビン鎖とγ-グロビン鎖、成人期ではα-グロビン鎖とβ-グロビン鎖と、発達の過程で変化する。グロビン鎖の種類が変わることをグロビンス…
成長の段階によって異なるグロビン遺伝子が発現されること。α-グロビン以外のグロビンは、胚においてはε-グロビン、胎児期はγ-グロビン、成人はβ-グロビンと変化する。
α-グロビンと共に胎児のヘモグロビンを構成するグロビン。成人になるとグロビンスイッチングが起こりβ-グロビンとなる。
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