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胸腺のプロテアソームを構成する分子。胸腺皮質上皮細胞で特異的に発現することで、T細胞の正の選択によるキラーT細胞の産生が行われる。*1
転写因子のFoxn1?と結合することで発現が促進される。
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体の表面を覆う皮膚や管腔臓器(口腔や腸管、気管、泌尿器、生殖器など)の粘膜を覆い、外界からの異物や病原体の侵入を防ぐ役割をもつ細胞。上皮というのは、皮膚や粘膜の表面はもちろんだが、肝臓や腎臓などの実質部分も上皮が折りたたまれてできており、これらの臓器の機能を担っている細胞は上皮細胞である。口腔の上皮細胞は高温に反応する。温度の感知はTRPV3、TRPV4が担っている。上皮細胞は常に生まれ変わり、古くなったものは、皮膚では垢、腸では便、気管では痰などとして排泄される。悪性腫瘍の…
非自己と認識した異物を攻撃するT細胞。主にウイルスに対する免疫を担当する。キラーTリンパ球や細胞傷害性T細胞、CD8陽性T細胞(CD8+T細胞)、Tc細胞などとも。CD8+T細胞は、細胞傷害性T細胞として自己・非自己の識別や不用な細胞やウイルス感染した細胞、ガン化した細胞など生体に危害を与える細胞の殺傷・除去に関わっている。樹状細胞からの抗原提示を受ける。MHCクラスⅠ分子に挟み込まれた病原体由来のペプチドを認識する。病原体に感染した体細胞はMHCクラスⅠ分子によって病原体由…
胸腺に由来する免疫細胞。大きさは6〜15μm。寿命は4〜6ヶ月。胸腺(thymus)の頭文字からT細胞と名付けられた。Tリンパ球とも。胸腺から出たばかりのT細胞(ナイーブT細胞)は、リンパ節内でマクロファージや樹状細胞などの抗原提示細胞から受け取った抗原の情報を元に活性化T細胞に分化する。T細胞は抗原(病原体そのもの)を直接認識することができないため、抗原提示細胞からMHCを介して、T細胞の表面に存在するT細胞抗原受容体と言う膜タンパク質で抗原の情報(抗原の破片であるペプチド…
主に遺伝子発現のことを指す。
胸腺の一部。DP胸腺細胞が局在する。胸腺皮質に存在する上皮細胞が正の選択を引き起こす。
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