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Ⅰ型コラーゲンを構成するトロポコラーゲンの前駆体。線維芽細胞が合成し細胞外に分泌する。*1
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最初に発見されたコラーゲン。皮膚から発見された。皮膚以外にも骨基質など生体に広く存在することが確認されている。同じ構造を持つ2本のポリペプチド鎖(α鎖)と1本の異なるポリペプチド鎖から成る螺旋構造をとる。重量がかかる臓器や組織ほどⅠ型コラーゲンの量が多くなることが知られている。正常組織では、表皮角化細胞はⅠ型コラーゲン線維に直接接着することはないが、表皮が破損した創傷治癒時には周囲の表皮角化細胞は真皮のⅠ型コラーゲン線維上を遊走し、遊走した表皮角化細胞と真皮細胞とで、基底膜を…
コラーゲンを構成する、3本のペプチド(α鎖)が螺旋状に巻き付いた構造のこと。コラーゲンは3本のペプチド鎖がらせん状に巻き付いた「トロポコラーゲン」を構成単位にしています。骨や軟骨、真皮などではこのトロポコラーゲンが集まったコラーゲン繊維が縞模様のように張り巡らされ、その間に細胞(線維芽細胞)が配置されるような形になります。線維芽細胞が細胞外に分泌したⅠ型プロコラーゲンが切断されてできる。トロポコラーゲンは会合して膠原原線維(コラーゲン細線維)となり、これが集まって膠原線維が作…
生物を構成する基本単位。全ての生物の体は細胞(の集合)で出来ている。人間の成人は約60兆個の細胞から成るとされる。細胞の大きさや形は生物の種類や存在する部位によって異なる。ヒトは約270種類の細胞から構成されると考えられている。細胞をセル(cell)と命名したのは、フックの法則を発見したロバート・フック(Robert Hooke)である。一つの細胞で体が構成されている生物を単細胞生物、複数の細胞で体が構成されている生物を多細胞生物と呼ぶ。細胞が一定のパターンで集まったものが組…
皮膚の真皮に存在する細胞。血小板によって呼び寄せられ、創傷治癒やコラーゲンの産生に関わる。創傷治癒においてはα-アクチンを発現する強い収縮能を持つ細胞に分化する。線維芽細胞は真皮にあり、創傷時に細胞外マトリックス成分としてコラーゲンやプロテオグリカンなどのグリコサミノグリカン類を産生する。間質において、コラーゲンなどの細胞外マトリクスを主に産生しているのは線維芽細胞であるといわれている。
ある物質が化学反応によって生成される元となる物質のこと。
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