健康用語WEB事典

Ⅴ型コラーゲン(collagen type V)

コラーゲンのひとつ。コルフ線維のような細網線維の主要な構成成分。*1

N末端及びC末端側に非コラーゲン配列をもつプロコラーゲンとして分泌される。コラーゲン線維の線維径の制御に関与していると考えられている。*2*3

血管新生創傷治癒などに関わる。真皮幹細胞が存在する周囲に高発現し、その未分化維持に重要な役割を果たすことが報告されている。*4

以下のコラーゲン鎖が様々な割合で混合した三量体構造を持つ。

  • V型コラーゲンα1?
  • V型コラーゲンα2?
  • V型コラーゲンα3?
*1KAKEN — 研究課題をさがす | 象牙芽細胞分化と細胞外基質、特にコルフの線維との関係に関する免疫組織化学的研究 (KAKENHI-PROJECT-06671817): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-06671817/
*2KAKEN — 研究課題をさがす | 5型コラーゲンα3鎖が有する癒着防止に関する新機能の解明とその応用 (KAKENHI-PROJECT-21591672): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21591672/
*3CiNii 論文 -  V型コラーゲンのプロセシングとコラーゲン線維形成に関する考察: https://ci.nii.ac.jp/naid/110004002449
*4名古屋大学 真皮幹細胞の維持に重要なタイプ 5 コラーゲンの発見! 皮膚における幹細胞の存在場所と再生メカニズムの解明: https://www.med.nagoya-u.ac.jp/medical_J/research/pdf/Journal_of_D_20171219.pdf

ご意見・ご要望をお聞かせください。


Ⅴ型コラーゲンに関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2019-04-13 (土) 08:17:55