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分子の螺旋構造。タンパク質を構成するアミノ酸によるαヘリックスなど。
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毛髪や筋肉、臓器など人体の各部を構成する必須の栄養素。三大栄養素のひとつ。漢字では蛋白質と表記する。蛋白はもともと卵白の意味。英語ではプロテインと呼ばれ、これはギリシャ語で「一番大切なもの」を意味するプロティオス(proteios) に由来する。体内に存在する酵素や受容体、免疫の抗体、血液中の血球などもタンパク質によって構成されている。人体全体の10〜15%程度を占める。化学的には、アミノ酸から成るペプチドが集まった一本のポリペプチドから作られる巨大な分子。タンパク質を構成す…
化学的にはアミノ基(‐NH2)とカルボキシル基(‐COOH)とをもつ有機化合物の総称。タンパク質(ペプチド)を構成する要素となる。基本となる化学構造は以下の通り。示性式は H2N-CHR-COOHRの部分は側鎖と呼ばれ、アミノ酸ごとに異なる。タンパク質を食べると体内でアミノ酸に分解される。人体の約20%がアミノ酸で構成されている。アミノ酸は500以上の種類があるが、人間が必要とするアミノ酸は20種類あり、そのうちの9種類は必須アミノ酸である。アミノ酸は十分なエネルギーの存在下…
微小管を構成するチューブリンのひとつ。α-チューブリンと二量体を形成し、プロトフィラメントを構成する要素となる。プロトフィラメントに8nm毎に存在するβ-チューブリンのへリックス12は、ダイニンやキネシンが結合する部位となる。
タンパク質で頻繁に見られる二次構造。毛髪の主要なタンパク質であるαケラチンや皮膚のコラーゲンなどは、ほとんどがαヘリックスから成る。そのため、細長い繊維が縦方向に弾力を持ち伸び縮みできる。ペプチド結合のあるカルボニル基が、4個先のアミノ酸のアミド基と水素結合を作ることによってできる。アラニンやロイシンはヘリックス構造に含まれやすいが、プロリンが含まれることは稀とされる。-右巻きの螺旋状構造-螺旋がが一巻き(360度1回転)する中にアミノ酸残基が3.6個含まれる(アミノ酸18個…
コラーゲンを構成するポリペプチド鎖。3本のα鎖が螺旋状に捻れて集まることでコラーゲンとなる。各α鎖は左巻きの螺旋を巻くが、3本集まった場合は全体で右巻きの螺旋を巻く。皮膚や骨などを構成する主要な蛋白質であるコラーゲンは、左巻きへリックス構造をとるポリペプチド鎖が三本寄り集まって全体でゆるい右巻き構造をとっている。 このようなユニークな構造はトリプルヘリックス構造と呼ばれ、コラーゲン繊維に必要な強度と弾力性を生み出している。
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