アクテオシド(acteoside) †
フェニルエタノイド配糖体。植物由来の天然の化合物では珍しいC6-C2型化合物の配糖体。エキナコシドの代謝によって生じる。ベルバスコシドとも。*1
マクロファージに作用し、サイトカインの産生、細胞接着分子の発現を誘導する一方、各種がん細胞に対して細胞致死活性を示す。*2
植物のアクテオシドは含有量が少なく、合成も難しいとされる。
アクテオシドは種々の薬用植物に含まれていますが、その含量が0.002~0.08%と少なく、ゴマ葉のように多く含む植物は稀有であること、またアクテオシドは抗酸化性や肝保護作用、抗炎症作用、鎮痛作用などさまざまな生理作用を有し、免疫抑制剤、抗アレルギー剤、抗糖尿病剤としての応用が期待されていますが、難合成であることが知られています。*3
*1学位論文要旨詳細 西丸宏 オリーブ培養細胞によるアクテオサイド類の生合成: http://gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/gazo.cgi?no=118379
*2KAKEN — 研究課題をさがす | 新規マクロファージ活性化因子としてのフェニルエタノイド配糖体 (KAKENHI-PROJECT-09672243): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-09672243/
*3日本大学 生物資源科学部 食品生命学科 食品分析学研究室 研究テーマ: http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~foodanalysis/research_subject/index.html
*2KAKEN — 研究課題をさがす | 新規マクロファージ活性化因子としてのフェニルエタノイド配糖体 (KAKENHI-PROJECT-09672243): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-09672243/
*3日本大学 生物資源科学部 食品生命学科 食品分析学研究室 研究テーマ: http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~foodanalysis/research_subject/index.html
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このページの最終更新日時: 2019-04-17 (水) 09:01:32