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アダパレン(adapalene)

にきびの治療外皮用薬)の有効成分。商品名はディフェリンエピデュオ組成式は C28H28O3

アダパレンの化学構造

ナフタレン誘導体で、レチノイドの一種。レチノイン酸受容体に結合して特定の遺伝子発現を行う。*1

表皮ケラチノサイト分化を抑制して毛穴の詰まりを改善させ、にきびの初期症状である面皰の改善に効果がある。*2*3

直接的な抗炎症作用を持つことが知られており、外用療法炎症皮疹を減少させることが示されている。*4

*1ADAPALENE | C28H28O3 - PubChem: https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/adapalene#section=Top
*2くすりの事典 2020年版 片山志郎 成美堂出版(2019/6/30): https://amzn.to/3i8J1I1
*3にきび Q9 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会): https://www.dermatol.or.jp/qa/qa3/q09.html
*4日本皮膚科学会雑誌 尋常性痤瘡治療ガイドライン: https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/1372913643_1.pdf

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このページの最終更新日時: 2020-10-03 (土) 07:16:25