アディポネクチン(adiponectin) †
血中濃度は 5〜30 mg/ml と高濃度に存在する。脂肪細胞から分泌されるにもかかわらず、肥満になると分泌量が低下し、減量によって増加する。*2*3
骨格筋においてアディポネクチン受容体1(AdipoR1)との結合を介してグルコースの取り込みを促進することで抗糖尿病作用を示す。インスリンの受容体の感受性を上げ、インスリン抵抗性を弱める効果がある。また、抗動脈硬化作用を持つ。*4
アディポネクチンの欠乏はインスリン抵抗性および二型糖尿病を誘発する。
肥大化した脂肪細胞からのアディポネクチンの分泌の減少には活性酸素種(過酸化水素)が関係していると推察されている。*5
タグ: 脂肪 アディポカイン 肥満 骨格筋 糖尿病 インスリン抵抗性
*1アディポネクチンが筋肉内で運動と同様の効果をもたらす可能性を発見 アディポネクチンの 1 型受容体の活性化薬が、メタボリックシンドロームや糖尿病の治療薬となることが期待: http://www.h.u-tokyo.ac.jp/vcms_lf/r20100401120254.pdf
*2脂肪組織由来ホルモンによるエネルギー代謝調節 岸田堅 船橋徹: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo/51/5/51_5_373/_pdf/-char/ja
*3大阪大学大学院医学系研究科 第三研究室: http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/endmet/www/home/labo3.html
*4糖尿病の鍵・アディポネクチン受容体と同等の作用を示す低分子ペプチドを発見! | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY): https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/686
*5脂肪細胞とインスリン抵抗性(星薬科大学オープン・リサーチより): http://polaris.hoshi.ac.jp/openresearch/kamata%20(adipocyte)--2.html
*2脂肪組織由来ホルモンによるエネルギー代謝調節 岸田堅 船橋徹: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo/51/5/51_5_373/_pdf/-char/ja
*3大阪大学大学院医学系研究科 第三研究室: http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/endmet/www/home/labo3.html
*4糖尿病の鍵・アディポネクチン受容体と同等の作用を示す低分子ペプチドを発見! | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY): https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/686
*5脂肪細胞とインスリン抵抗性(星薬科大学オープン・リサーチより): http://polaris.hoshi.ac.jp/openresearch/kamata%20(adipocyte)--2.html
ご意見・ご要望をお聞かせください。
アディポネクチンに関する情報を検索
この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2021-11-15 (月) 16:48:58