健康用語WEB事典

アミノグリコシド系(aminoglycoside antibiotics)

抗生物質の一種。アミノ配糖体系とも。*1*2

細菌リボソーム30Sサブユニット)に存在するRNAによる分子スイッチに特異的に結合してタンパク質生合成を阻害することで殺作用を示す。*3

主に好気性グラム陰性菌による感染症の治療に用いられる。嫌気性細菌は一般にアミノグリコシド系に感受性を示さない。

アミノグリコシド系の種類

多くは硫酸塩として使用される。

*1感染制御部 阪大病院I.C.T 多剤耐性緑膿菌(MDRP)とは: https://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/home/hp-infect/file/ictmon/ictmon097.pdf
*2くすりの事典 2020年版 片山志郎 成美堂出版(2019/6/30): https://amzn.to/3i8J1I1
*3上智大学理工学部物質生命理工学科 近藤次郎 助教 細菌の抗生物質に対する耐性メカニズムを分子レベルで解明: http://www.st.sophia.ac.jp/wordpress/wp-content/uploads/2011/11/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%EF%BC%88%E8%BF%91%E8%97%A4%E6%AC%A1%E9%83%8E%EF%BC%89.pdf

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このページの最終更新日時: 2019-04-22 (月) 08:15:27