健康用語WEB事典

アルギン酸(alginic acid)

マンヌロン酸グルロン酸からなる直鎖のヘテロ多糖昆布わかめなど褐藻類細胞外基質の主成分となる。海藻(Algae)から得られる酸性物質であることからその名が付けられた。*1*2*3

アルギン酸の化学構造

その化学構造によって金属イオンを吸着させる。

アルギン酸金属イオンを結合するのは、主に脱プロトン化したカルボキシル基COO-)であることはアルギン酸の構成単糖であるβ-D-マンヌロン酸とα-L-グルロン酸化学構造から容易に推測される。*4

に溶けると、なめらかな粘りのあるコロイド溶液となる。その粘性はアルギン酸重合度に比例する。

ナトリウムであるアルギン酸ナトリウム消化性潰瘍止血に用いられる。商品名はアルクレインサンメールアルト*5

血小板赤血球凝集を促進する作用を持つ。出部位に付着したアルギン酸血液の拡散を防止して止血血栓の形成を促進するとされる。

*1東京理科大学Ⅰ部化学研究部 人工イクラ 2001年度 木曜班: http://www.ed.tus.ac.jp/~kaken/studies/01/01_thu.pdf
*2公立大学法人 福岡女子大学 アルギン酸: http://www.fwu.ac.jp/~yoshimura/sotsugyousei/2004/matsunaga/%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%82%ae%e3%83%b3%e9%85%b8.ppt
*3アルギン酸類の概要と応用 宮島千尋: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fiber/65/12/65_12_P_444/_pdf
*4神戸大学 環境分子物理化学研究室 アルギン酸による金属吸着: http://www.edu.kobe-u.ac.jp/ans-bpc/gaiyou2.html
*5くすりの事典 2020年版 片山志郎 成美堂出版(2019/6/30): https://amzn.to/3i8J1I1

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このページの最終更新日時: 2020-10-04 (日) 09:48:06