健康用語WEB事典

アルコール(alcohol)

化学におけるアルコール

ヒドロキシ基(-OH)を持つ化合物の総称。

飲料としてのアルコール

主にに含まれているアルコールはエタノール。アルコールの血中濃度が0.1%以上になると毒性量、0.5%以上になると致死量である。*1

体内に摂取されたアルコールは、細胞質中のアルコール脱水素酵素によりアセトアルデヒド代謝された後に酢酸となる。アルコール脱水素酵素で処理しきれないアルコールは、ミクロゾームエタノール酸化酵素により分解される。アルコールの代謝にはビタミンB1を消費する。*2

アルコール飲料は国際がん研究機関(IARC)によって1988年に発がん物質と認定され、2007年にはアルコール飲料中のエタノールも発がん物質に指定されている。また、歯肉炎症を引き起こし、歯周病を悪化させることが報告されている。*3*4

*1日本評論社 畝山智香子 「健康食品」のことがよくわかる本 2016/1/15
*2滋賀医科大学附属病院 お酒と肝臓の話: https://www.shiga-med.ac.jp/hospital/doc/magazines/files/vol21_1.pdf
*3九州大学大学院医学研究院 臨床薬理学分野 吉原達也 笹栗俊之 ALDH2 遺伝子多型と臨床医学: http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/handle/2324/21977/p082.pdf
*4過剰なアルコール摂取が歯周病を悪化させる 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 予防歯科学分野 山本龍生: https://www.okayama-u.ac.jp/jp/press/data/200529/shiryou2.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-08-05 (日) 10:47:03