アレルゲン(allergen) †
アレルギーを引き起こす原因となる物質のこと。主にタンパク質(トロポミオシン、パルブアルブミン、ゼラチンなど)が原因となる。
食物アレルギーの主な原因食品*1 †
小児においては卵、牛乳、大豆が主なアレルゲンとなるため三大アレルゲンと呼ばれる。
魚介類ではエビ、カニ、サバが斗出して多い。*3
報告されている果物類に対するアレルゲンの多くは、防御タンパク質、プロフィリン、非特異的脂質輸送タンパク質である。一方、種子類に関するアレルゲンでは、種子貯蔵タンパク質が多くを占めている。*4
食品名 | 含まれるタンパク質(アレルゲン) |
---|---|
卵白 | オボムコイド(Gal d 1)、オボアルブミン(Gal d 2) |
牛乳 | カゼイン(Bos d 8)、β-ラクトグロブリン(Bos d 5) |
小麦 | ω-5グリアジン(Tri a 19)、α-アミラーゼ/トリプシンインヒビターファミリー(Tri a 15,28,29,30) |
ピーナッツ | 2Sアルブミン(Ara h 2)、PR-10(Ara h 8) |
大豆 | 2Sアルブミン(Gly m 8)、PR-10(Gly m 4) |
ゴマ | 2Sアルブミン(Ses i 1) |
タラ | パルブアルブミン(Gad c 1) |
エビ | トロポミオシン(Pen a 1) |
桃 | PR-10(Pru p 1)、プロフィリン(Pru p 4)、LTP(Pru p 3) |
*1アレルギー疾患の検査法と治療総論 - 日本アレルギー学会 : https://www.jsaweb.jp/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/uid000008_3230313630383238204A5341353073656D696E6572206E61676173652E706466
*2ナツメ社 埼玉医科大学リウマチ膠原病院 教授 三村俊英 基礎からわかる免疫学
*3北海道文教大学 人間科学部健康栄養学科教授 板垣康治 知っておきたい食物アレルギー 食生活と食物アレルギー
*4平成25年度 京都大学化学研究所 スーパーコンピュータシステム 利用報告書 植物種子タンパク質の構造と機能: http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/186360/1/scr_2014_114.pdf
*2ナツメ社 埼玉医科大学リウマチ膠原病院 教授 三村俊英 基礎からわかる免疫学
*3北海道文教大学 人間科学部健康栄養学科教授 板垣康治 知っておきたい食物アレルギー 食生活と食物アレルギー
*4平成25年度 京都大学化学研究所 スーパーコンピュータシステム 利用報告書 植物種子タンパク質の構造と機能: http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/186360/1/scr_2014_114.pdf
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このページの最終更新日時: 2018-06-20 (水) 16:06:24