アンジオテンシンⅡ(angiotensin II)

アンジオテンシンのひとつ。構成アミノ酸Asp-Arg-Val-Tyr-Ile-His-Pro-Phe *1

アンジオテンシン変換酵素によってアンジオテンシンⅠから生成される。

血管収縮作用や血圧上昇作用を持つため、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬ARB)は降圧薬として使用される。時に心血管組織障害をもたらす。*2*3*4

また、副腎アルドステロン分泌を介して腎臓でのナトリウムの体内貯蔵を促す。

アンジオテンシンⅡは、AT1受容体を介して細胞カルシウムおよびジアシルグリセロールの上昇と、それに続くPKC-NADPHオキシダーゼ経路の活性化を惹起することが知られている。*5

交感神経刺激伝達の増強を介して細動脈血管収縮を引き起こす。

血流量が何らかの理由で低下したときには、糸球体内圧を保つため出口側の血管、即ち輸出細動脈?が収縮し糸球体濾過量を一定に保ちます。この調節にはレニン-アンジオテンシン系が関わっています。血流量の低下すると糸球体入り口に分布する顆粒細胞からレニン分泌され、そのため血中アンジオテンシンⅡ血管収縮ペプチド)の濃度が上昇します。このアンジオテンシンⅡ輸出細動脈?を選択的に収縮させ、糸球体内圧を上昇させます。*6

SGLT1グルコース輸送機能を濃度依存的に阻害する。*7

*1日本補完代替医療学会誌 特定保健用食品「血圧が高めの方に適する」表示をした食品について: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcam/5/1/5_1_37/_article/-char/ja/
*2サルコペニアにおける骨格筋ミトコンドリア機能と Myokine の意義 杉本研: https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/49/2/49_199/_pdf
*3アンギオテンシン・ブラジキニン: http://www-yaku.meijo-u.ac.jp/Research/Laboratory/chem_pharm/09jugyou/5.angiotensin.pdf
*4アンジオテンシンIIによる血管収縮にオートファジーが関与 高血圧の新規治療法開発への応用が期待: http://www.tmd.ac.jp/archive-tmdu/kouhou/20150107.pdf
*5腎臓からみた糖尿病の病態と治療 宮本大資,藤田恵美子,鶴岡秀一 日本医科大学 腎臓内科: http://www.igaku.co.jp/pdf/1501_tonyobyo-04.pdf
*6国立大学法人・旭川医科大学・生理学講座: http://www.asahikawa-med.ac.jp/dept/mc/phys1/profiles/takeya.htm
*7ナトリウム依存性グルコース輸送体に関する研究: http://w3pharm.u-shizuoka-ken.ac.jp/~rinsho/J-thema/6614/contents/sglt.htm

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このページの最終更新日時: 2019-02-10 (日) 14:44:25