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ヘパリンを構成するウロン酸。イドースのウロン酸。*1
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肝臓から発見された、アンチトロンビンに結合して血液の凝固を抑制する作用を持つ硫酸化多糖(ヘパラン硫酸)。マスト細胞に存在する。ヘパラン硫酸の中でも硫酸化の度合いが高い。ウロン酸(β-D-グルクロン酸あるいはα-L-イズロン酸)とD-グルコサミンが重合した多糖類に硫酸が付加した構造を持つ。血中のプロテアーゼインヒビターのアンチトロンビン(AT)に結合して立体構造を変えて活性化し、ATによるプロテアーゼ凝固因子の阻害速度を高めて抗血液凝固作用を発現する。ヘパリンは生体内では結合組…
N-アセチルガラクトサミンとイズロン酸による二糖類を基本構造とするグルコサミノグリカン。コンドロイチン硫酸Bとも。コンドロイチン硫酸のグルクロン酸がエピメラーゼによってイズロン酸に変換されることでできる。
単糖類のひとつ。グルコースの5位のエピマー。自然界にほとんど存在しないが、イドースのウロン酸(イズロン酸)は皮膚や血液に含まれ、グリコサミノグリカンであるヘパラン硫酸やデルマタン硫酸の構成要素となる。
単糖類のアルデヒド基と反対側の炭素原子がカルボキシル基に変化した酸性の誘導糖。グルコサミノグリカンの構成成分。-グルクロン酸(グルコースのウロン酸)-ガラクツロン酸(ガラクトースのウロン酸)-イズロン酸(イドースのウロン酸)
グルクロン酸またはイズロン酸とN-アセチルグルコサミンからなる二糖単位が50~100回繰り返した糖鎖(硫酸化多糖)。生体内では糖タンパク質として存在する。ヘパラン硫酸の糖鎖は、糖鎖内部の硫酸基を介して細胞外で様々な分子と結合し、その働きを調節する。動物細胞の表面や細胞外基質に普遍的に存在する。プロテオグリカンの形で機能する場合が多い。血液凝固阻害剤として汎用される。ヘパラン硫酸は様々なタンパク質と結合し、細胞間のシグナル伝達などに機能する。 広く動物細胞表面や基底膜に存在して…
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