トリアゾール系の抗真菌薬。脂溶性。*1
ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン?を添加することで水溶性が高められる。
エルゴステロール合成に関わる酵素以外のタンパク質も標的とすることが知られている。また、ニーマン・ピック病C型の原因となるNPC1?変異体を安定化する作用が報告されている。*2
関連する用語
化学構造中にトリアゾールを含むアゾール系。
抗真菌薬の一種。真菌のエルゴステロールの生合成を阻害する。イミダゾール骨格やトリアゾール骨格を有する。-フルコナゾール-イトラコナゾール-ラブコナゾール-ミコナゾール-ポサコナゾール-ボリコナゾール-イサブコナゾール
深在性真菌症を引き起こす真菌に対する薬剤。-ポリエン系-アゾール系-フロロピリミジ系-キャンディン系
リソソーム病の一種。進行性の臓器症状や精神神経症状を来す常染色体劣性遺伝疾患。コレステロールのエステル化障害と輸送障害により細胞内に遊離型コレステロールや糖脂質が蓄積する。乳児期以前に発症するほど胎児水腫や新生児遷延性黄疸、肝脾腫などの臓器障害が現れやすく致命的。幼少期以後、学童期以前に発症する場合は眼球運動障害や小脳失調、カタプレキシー、精神症状などの緩徐進行性の精神神経症状を呈するとされる。成人の発症における精神神経症状として、小脳失調、垂直性核上性注視麻痺、構音障害、認…
生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
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