インクレチン(incretin)

食事の際に腸管から血液中に分泌されるホルモンGLP-1GIPの2種類がある。名前の由来は分泌インスリン(intestine secretion insulin)を短縮したもの。

どちらもインスリン分泌を促進するが、血糖値が低いときは作用しないため低血糖を起こしにくい。この性質から糖尿病の治療薬に利用される。*1

1902年に腸管粘膜内に外分泌腺刺激ホルモンであるセクレチンが発見された後,1906年に腸管粘膜の抽出物が尿を減少させる働きもあることが明らかとなった.この血糖を低下させる因子は,1932年に La Barre によって incretin(intestine secretion insulin)と名づけられた.その後,1962年にグルコースを経投与した場合に経静脈投与に比べてインスリン分泌は促進されることが報告され,その原因因子としてインクレチンが注目された.*2

また、膵臓β細胞の増殖を促進する作用やの内容物排出の抑制、食欲を抑えるなどの作用も確認されている。

DPP4によって分解・不活化される。そのため、DPP4の阻害剤は活性型のインクレチンの濃度を高め、インスリン分泌作用やβ細胞数増加作用によって血糖降下作用を発揮する。*3

*1九州大学 骨が全身の代謝を改善 オステオカルシンによるインスリン分泌の新しい経路を発見: https://www.kyushu-u.ac.jp/f/1213/2013_02_21_3.pdf
*2インクレチンとは?: http://www.chugaiigaku.jp/upfile/browse/browse1215.pdf
*3糖尿病性腎症 渡邊乃梨子 草場哲郎 京都府立医科大学大学院医学研究科腎臓内科学: http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/126/126-10/12610685-695.pdf

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このページの最終更新日時: 2019-09-22 (日) 13:47:22