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ウイルスの感染が原因となる出血熱。
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ウイルス性出血熱のひとつ。フィロウイルス科のマールブルグウイルスの感染が原因。ドイツのマールブルクでアフリカミドリザルの解剖に関わった者が発症したことから名付けられた。マールブルグ熱やマールブルグ出血熱、ミドリザル出血熱などとも呼ばれる。自然界におけるこのウイルスの宿主は不明とされる。
クリミア・コンゴ出血熱ウイルスの感染による出血熱。1類感染症のひとつ。2~9日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛、関節痛、腹痛、嘔吐などが起こり、続いて咽頭痛、結膜炎、黄疸、羞明などの知覚異常が現れる。点状出血が一般的に見られ、進行すると大きな紫斑も現れる。重症化するとさらに消化管を含めた全身からの出血や肝臓、腎臓の機能不全なども起こり致命的。約2週間で患者の15~40%が死亡するとされる。
ラッサウイルスによるウイルス性出血熱。1969年にナイジェリア北東部のラッサ村で初めて確認された。7~18日の潜伏期間の後、発熱と全身倦怠感が最初に現れ、朝夕に39~41℃の高熱が出る。3~4日目には大きな関節の痛みや腰痛が現れる。その他、頭痛、咳、喉の痛み、腹痛、嘔吐、下痢、背中の痛みなども見られる。重症化すると消化管粘膜の出血やショックなどが起こる。治療薬はリバビリン。
エボラウイルスによる、高熱と目や鼻からの出血を伴う感染症。ウイルス性出血熱に分類される。必ずしも出血が起こるわけではないので、エボラウイルス病(EVD)とも呼ばれる。2014年までの患者数は約2000人で致命率は54%。上記以外の症状としては、強い脱力感、筋肉痛、頭痛、喉の痛みなどに始まり、嘔吐、下痢、発疹、出血傾向、肝臓および腎臓の機能低下など。検査所見では白血球や血小板の減少と肝臓の酵素値の上昇が確認される。主にアフリカで見られるが、血液の接触によって感染するため、医療従…
出血傾向が見られる発熱。感染症が原因となる。-南米出血熱--アルゼンチン出血熱--ブラジル出血熱--ベネズエラ出血熱--ボリビア出血熱--チャパレ出血熱-エボラ出血熱-デング出血熱-クリミア・コンゴ出血熱-マールブルグ出血熱
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