ウエルシュ菌α毒素(C. perfringens α-toxin) †
ウエルシュ菌が産生する、溶血や壊死を引き起こす毒素。ホスホリパーゼC及びスフィンゴミエリナーゼとしての酵素活性を持つ。*1
百日咳毒素感受性Gタンパク質を介して内因性ホスホリパーゼC、TrkA受容体を介してPI3K、PDK1を活性化して作用を発現する。
マクロライド系抗生物質はα毒素によるシグナル伝達や炎症性サイトカインの遊離を阻止する。
*1ウエルシュ菌α毒素(ガス壊疽の病原因子)の作用を特異的に阻害する治療薬の開発を目指して 櫻井純 (徳島文理大学大学院薬学研究科): http://p.bunri-u.ac.jp/open/pic/sakurai.pdf
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このページの最終更新日時: 2018-09-17 (月) 13:05:25