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RNAを構成するピリミジン塩基のひとつ。シトシンの脱アミノ化によって生じる。*1
DNAのチミンは、RNAに転写されるとウラシルとなる。
関連する用語
プリン塩基のひとつ。6-アミノプリンとも。ATPやADPの構成成分であり、DNAの塩基配列を構成する塩基。DNAにおいてはチミンと、RNAにおいてはウラシルと結合する。アデニンを含むヌクレオシドはアデノシンと呼ばれる。放射線や薬物による白血球減少症の治療に用いられる。商品名はロイコン。
タンパク質の設計図となるRNA。細胞の中で遺伝子(DNA)からの転写によって作られる。メッセンジャーRNAや伝令RNAとも。遺伝情報をコードするDNA領域がmRNAとしてコピーされ、このmRNAが鋳型となってリボソーム上でtRNAによって運ばれてきたアミノ酸が順次結合しペプチド鎖が伸長していくことでタンパク質が合成される。単なるDNAのコピーではなく、DNAの二重螺旋が解けて一本となったDNAが持つ塩基配列と相補的な塩基配列を持つように合成される。また、DNAの核酸塩基である…
単純ヘルペスウイルスや水痘帯状疱疹ウイルス、サイトメガロウイルスなどのDNAウイルスが持つDNA依存性DNAポリメラーゼを阻害し、これらに対して強い増殖抑制作用を示すアデニン誘導体。9-β-D-アラビノフラノシルアデニン(ara-A)とも。商品名はアラセナやカサール。アデノシンのリボース環に結合しているヒドロキシ基ひとつの向きを逆にした構造を持つ。産業的にはウラシルアラビノシド(ara-U)を前駆体とし、その糖部分をウラシルからアデニンに付け替えることで生成される。
開始コドンとなるアデニン、ウラシル、グアニンの配列。
2本の核酸が二重螺旋構造を取る際に作られる核酸塩基の組み合わせのこと。2つの塩基が水素結合で組みを成したもの。1つの塩基対を表す単位はbpである。DNAでは、アデニン(A)とチミン(T)の対、グアニン(G)とシトシン(C)の対が相補的塩基対となる。RNAでは、アデニン(A)とウラシル(U)の対、グアニン(G)とシトシン(C)の対が相補的塩基対となる。DNAの相補的塩基対は二重鎖構造の発見者にちなんでワトソン・クリック塩基対と呼ばれる。また、上記以外の水素結合表面が完全に相補的…
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