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エチレンクロロヒドリン(ethylene chlorohydrin)

酸化エチレン塩化ナトリウムなどの反応によってできるエタノール塩化物毒性が強い。2-クロロエタノールとも。分子式は C2H5ClO *1

エチレンクロロヒドリン(2-クロロエタノール)の化学構造

塩化ナトリウムなどの塩分に由来する塩化物イオンが含まれている場合,塩素成分と殺燻蒸剤(酸化エチレン,あるいは酸化プロピレン?)が反応して,クロロヒドリン類が生成することも知られている。生成するクロロヒドリン類のなかには,強い発がん性があるものもある。*2

*1医学部附属病院 医療材料物流センター 井東光枝 ガス滅菌とその安全性について: http://ds22.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~haisui/journal_j/no_16/gasumekkin.html
*2水・塩水で被災した資料の殺菌燻蒸の注意点:資料中の水分・塩分による副生成物の生成量の調査結果について: http://www.tobunken.go.jp/japanese/rescue/20120424-2.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-08-16 (木) 08:36:37