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エピガロカテキンガレート(epigallocatechin gallate : EGCG)

主に緑茶に含まれるカテキン類のひとつ。エピガロカテキン誘導体で、エピガロカテキン-3-ガレート没食子酸エピガロカテキンとも呼ばれる。カテキンの中では最も生理的活性効果が高いと考えられている。*1

エピガロカテキンガレートの化学構造

一般的な緑茶乾燥葉には8~20%程度のカテキンが含まれるが、そのうち約半分をエピガロカテキンガレートが占める。*2

肥満作用、抗がん作用、抗アレルギー作用、筋萎縮予防作用などを有する。

緑茶の抗肥満作用の有効成分であり、この作用は細胞表面にある67kDaラミニン受容体(67LR)に感知されることで発揮される。また、この作用は柑橘由来のポリフェノールによって増強される。*3

タグ: 緑茶 カテキン 肥満 誘導体 がん アレルギー

*1Epigallocatechin-3-gallate (EGCG): Chemical and biomedical perspectives: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2903211/
*2緑茶カテキンの細胞増殖抑制効果: http://repository.tokaigakuen-u.ac.jp/dspace/bitstream/11334/473/1/kiyo_n020_02.pdf
*3緑茶の抗肥満作用を柑橘由来成分が増強 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY): https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/669

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このページの最終更新日時: 2021-10-07 (木) 05:54:17