健康用語WEB事典

エピトープ(epitope)

抗体によって認識される抗原の一部のこと。抗体が持つ抗原結合部位に結合する抗原分子上の一部。抗原決定基とも呼ばれる。*1

抗体は、例えば、抗原タンパク質であるとすると、そのタンパク質全体を認識するのではなく、その一部(アミノ酸数個程度)のみを認識する。タンパク質などの大きい分子であれば、異なるエピトープを多数持つ(多価抗原)。*2

エピトープの部分だけを抗原から取り出しても、立体構造が保たれてれば抗体と結合できる。抗体に結合できるが、抗体の産生を促さない分子量が小さいエピトープをハプテン不完全抗原)と呼ぶ。

エピトープが似ている場合、抗体はそれを持つ複数の抗原に結合することができる。これを交差反応と呼ぶ。

ある抗原分子上の一部の抗体結合部位が、ほかの異なる抗原分子上の一部の抗体結合部位とよく似ていることがあり、そのような場合には、前者に結合する抗体は後者にも結合する。これを交差反応という。*3

一つのエピトープに対する抗体であっても、その結合強度は抗体によって異なる。

*1武庫川女子大学 薬学部 免疫学概論チェックポイント: http://ph.mukogawa-u.ac.jp/~meneki/checkpoint_immunology.html
*2技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25
*3オーム社 絵とき 免疫学の知識 垣内史堂

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このページの最終更新日時: 2019-02-16 (土) 09:07:28