鎮痛作用を持つ神経ペプチド。内因性のオピオイド。*1*2*3
プロエンケファリンA?を前駆体とする以下の2種類が存在する。*4
関連する用語
C末端にメチオニンを有するエンケファリン。
中脳水道を取り囲み密集する比較的小型の神経細胞集団(灰白質)。中脳水道周囲灰白質(PAG)とも。視床下部や脳幹毛様体、縫線核、青斑核、脊髄からの入力を受け、同時にこれらの部位に対して投射をする。闘争や逃走、すくみ反応など動物の様々な防御行動に関わるとされる。下行性疼痛抑制系のひとつでもあり、延髄大縫線核を経由して脊髄に達し、侵害刺激の情報伝達を抑制する。中心灰白質の細胞体にはβ-エンドルフィン、ダイノルフィン、エンケファリンなどの内因性オピオイドペプチドが含有されている。
脳幹(延髄)に存在する神経核。延髄孤束核とも。孤束核の内側部の細胞は多数のニューロペプチド(エンケファリン、ソマトスタチン、サブスタンスP、コレシストキニンなど)を持つ。味覚の情報伝達における中継地点となる。孤束核のGLP-1産生細胞は室傍核に投射している。これによってCRHやネスファチン、オキシトシンなどを産生する細胞を活性化することで摂食を抑制していることが示唆されている。迷走神経の求心線維は孤束核で終わる。嚥下などの反射に関する情報の処理に関わる。腹部迷走神経からの入力…
大脳基底核に存在する、運動に関わる伝達経路。GABA、エンケファリン、ドーパミンD2受容体を持っている線条体の神経細胞が淡蒼球外節に投射し、淡蒼球外節から視床下核を順に経由して大脳基底核の出力部(淡蒼球内節および黒質網様部)に至る経路。
痛みを和らげること。主に薬剤(鎮痛薬)やその有効成分による効果のことを指す。
参考文献一覧
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