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エンド型のペプチダーゼ。
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膵管から十二指腸に分泌される、セリンプロテアーゼに分類される消化酵素。エンドペプチダーゼに属する。前駆体はトリプシノゲン。リジンやアルギニンなどの塩基性アミノ酸のカルボキシル基側のペプチド結合を加水分解する。トリプシンはタンパク質切断反応において特別なセリン(serine)アミノ酸を用いることから、セリンプロテアーゼ(serine protease)として知られている。トリプシンが膵臓のタンパク質を分解することで膵炎の原因となる。トリプシンを分解するヒト腸内細菌が存在し、トリ…
ブラジキニンなどの血管作動性ペプチドを分解する酵素。また、ナトリウム利尿ペプチドの分解に関与する中性エンドペプチダーゼ。脳内に存在する中性エンドペプチダーゼの中でもアミロイドβに対する分解活性が強い。アルツハイマー病患者の脳では特に海馬でネプリライシンの発現が低下していることが報告されている。サクビトリルなどのネプリライシン阻害薬は血管収縮やナトリウム貯留、リモデリングなどに関わる神経ホルモンの過剰な活性化を抑制する作用を有する。タグ:
アルギニンとリシンの配列(Arg-Arg-Lys-Arg配列)を認識して切断する、プロセシングに関わるプロタンパク質転換酵素(カルシウム依存性セリンプロテアーゼ)。エンドペプチダーゼのひとつ。マトリックスメタロプロテアーゼなどの前駆体などの不活性型酵素の一部を切断し分解することで、それを活性型酵素に転換させる働きを持つ。ミトコンドリア活性の低下によって筋細胞内のカルシウムイオン濃度が上昇すると活性化が起こるが、このときフーリンの活性を阻害することでミトコンドリア障害による筋萎…
酵素活性に金属イオンを必要とするプロテアーゼ(メタロプロテアーゼ)のうち、唾液やコラーゲンなどの細胞外基質(結合組織)の成分を分解する酵素(コラゲナーゼ)。亜鉛やカルシウムの金属イオンを必要とするエンドペプチダーゼのファミリーであり、多くは不活性な前駆体として分泌され、N末端ドメインの切断を受けることで活性化される。至適pHは7.5〜8.0。細胞表面に産生された炎症性サイトカインを細胞から切り離し、その分泌を促進する。生体組織中に骨髄由来の血球が移行するために不可欠と考えられ…
ポリペプチド(タンパク質)に含まれるペプチド結合を加水分解する反応を触媒する酵素の総称。膵液や腸液に含まれる。分解の仕方によって以下のように分類される。-エンドペプチダーゼ-エキソペプチダーゼ--カルボキシペプチダーゼ--アミノペプチダーゼ-ジペプチダーゼ
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