健康用語WEB事典

エンピリックセラピー(empiric therapy)

感染症の治療において、可能性のあるを想定して実際に原因が判明する前に抗菌薬による治療を開始すること。原因が判明するまでの間に感染部位により想定されるを広くカバーできるような比較的広域なスペクトラムの抗菌薬を使用する治療法。経験的治療とも。*1*2

緊急治療を要する感染症の場合は検査結果を待つことができず、また、深在性真菌症の場合は原因真菌の検出率が低いことから、確定診断がつかなくても医師が知識と経験に基づいて病原を推定し、治療を開始する。*3

*1東京医科大学病院 感染制御部 第9回 感染制御部勉強会 抗菌薬の基本的な考え方 初期対応を中心に: http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/shinryo/kansen/data/09_koukinyaku.pdf
*2大阪大学医学部附属病院 デ・エスカレーションって何? 感染制御部: https://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/home/hp-infect/file/ictmon/ictmon216.pdf
*3微生物が生産する真菌細胞壁グルカン 合成酵素阻害剤 深在性真菌症治療剤を目指して 堀康宏: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/39/3/39_3_154/_pdf

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このページの最終更新日時: 2020-07-19 (日) 06:09:15