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コリンとテオフィリンとの塩。喘息の治療薬。コリンテオフィリンとも。*1
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気管支の粘膜が炎症を起こし、刺激が加わると発作的に気管支が狭くなる症状。慢性的に気管支が狭くなる場合もある。気管支喘息とも呼ばれる。気道平滑筋の収縮によって気管支が狭くなり、気流に障害が生じる。小児ではアレルギーによる発症が多い。喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューといった呼吸音)と息苦しさを伴う発作を起こす。基本的な治療はステロイドやロイコトリエンを阻害する物質による薬物療法。線香の煙を吸入すると気道が収縮しやすくなり、気道を覆う上皮のバリア機能が低下するため喘息の悪化が引き起こさ…
食品では塩化ナトリウムのことを指す。塩化ナトリウムであることを強調する場合は食塩と呼ばれる。化学的には、酸と塩基の反応から生成された水以外のもの(陰イオンと陽イオンがイオン結合してできる固体)の総称である。名称定義例正塩酸由来のHも塩基由来のOHも残っていない塩塩化ナトリウム塩化カルシウム酢酸ナトリウム炭酸ナトリウム塩化アンモニウム硫酸銅酸性塩酸由来のHが残っている塩炭酸水素ナトリウム硫酸水素ナトリウムリン酸水素二ナトリウムリン酸二水素ナトリウム塩基性塩塩基由来のOHが残って…
様々な動植物に含まれるレシチンの構成要素。分子式は C5H14NO 細胞膜の構成成分であるホスファチジルコリンやスフィンゴミエリンなどの合成に必要であり、全ての動物細胞にとって必須。ヒトの体内では、ホスファチジルエタノールアミンから合成されるが、わずかな量であるため食事からの摂取が必要。血小板活性化因子やベタインの前駆体ともなる。体内のコリンの95%はホスファチジルコリンとして生体膜に存在する。神経伝達物質であるアセチルコリンは、コリンとアセチルCoAがエステル結合した化合物…
アルカロイドのひとつ。商品名はスロービッド。気管支平滑筋に直接作用して気管支を拡張する。気管支炎や肺気腫、気管支喘息の治療薬として用いられる。また、強心作用および強い利尿作用を持つ。テオフィリンは、ホスホジエステラーゼを阻害することによって、強心作用を示し腎血流量を増加することによって利尿作用を示す。この作用はテオフィリン>テオブロミン>カフェインの順である。しかし、投与量には厳密性が求められ、痙攣などの症状発生も報告されている。テオフィリンは気管支拡張、肺血管拡張、呼吸中枢…
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