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ヘモグロビンと酸素が結合した物質。
一酸化窒素と反応すると硝酸イオンが生じる。*1
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無色透明な気体。大気中の気体の約21%が酸素である。化学式はO2生物が呼吸によって取り込む気体。血液中のヘモグロビンによって運搬される。成人では安静状態で1日あたり約430L消費する。細胞がエネルギーを生み出すために必要。タグ:
赤血球に含まれる鉄を含んだタンパク質。血液100ml(1dL)あたりに12〜18g存在し、血液の成分では水の次に多い。血色素とも呼ばれる。酸素が多く存在する肺や動脈では、酸素と結びついて酸化ヘモグロビンとなり鮮やかな赤色になる。逆に酸素の少ない末梢組織では酸素を放出して還元ヘモグロビンとなり黒ずんだ色となる。酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンは磁気的な性質が異なる。酸化ヘモグロビンは反磁性体であり、還元ヘモグロビンは常磁性体であるため、これはfMRI(BOLD)に利用される。…
ひとつの窒素原子とひとつの酸素原子が結合した化合物。常温で気体。分子式は NO半減期は3〜6秒であり、すぐに硝酸イオンや亜硝酸イオンに変化する。水より脂に6倍溶けやすく、細胞膜内外を自由に移動できる。動脈血管を広げて血圧を下げる降圧作用があり、狭心症(狭心痛)や心筋梗塞の治療に利用される。この作用は血管平滑筋の細胞内にあるグアニル酸シクラーゼを活性化してcGMPの生成を促進することによる。体内では血管内皮細胞において、アルギニンから一酸化窒素合成酵素(NO合成酵素)の働きによ…
酸素と結びついたヘモグロビン。オキシヘモグロビンや酸素化ヘモグロビンとも呼ばれる。呼吸によって取り込んだ酸素を赤血球内のヘモグロビンが体の各部位に運ぶ際に酸化ヘモグロビンとなる。ヘモグロビンの中心にある鉄は、酸素と結合する際には3価のイオン(Fe3+)となり、鮮やかな赤色を呈す。通常、肺ではヘモグロビンはほとんど100%酸素と結びつきますが、肺を通らない血液もあるので、指先などで酸素飽和度を測定すると98%くらいになります。そして筋にたどり着いた酸化ヘモグロビンは、酸素を組織…
全ヘモグロビンに対するオキシヘモグロビンの割合。血液中のヘモグロビンと酸素の結合率を表す値。サチュレーションやSpO2とも呼ばれる。主に動脈の血液の酸素飽和度が測定されることから動脈血酸素飽和度と言われる。パルスオキシメーターによって計測される。
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