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オステオネクチン(osteonectin)

ヒドロキシアパタイトⅠ型コラーゲンとの親和性を有する非コラーゲンタンパク質分子量は約3万。骨組織中やそれ以外の組織にも存在が確認されている。SPARCとも。*1*2

リウマチ患者の滑液中に含まれるオステオネクチンは変形性関節症に比べ10倍上昇していることが確認されている。また、通常オステオネクチンがほとんど存在しない滑膜および軟骨に、リウマチおよび変形性関節症の患者では著しい増加が見られるとされる。*3

発現TGF-βおよびBMPによって強く誘導される。

オステオポンチンとは対象的に、動脈硬化の進行に伴って発現は低下し、石灰化とオステオネクチンの発現部位には関連が認められないとされる。*4

*1オステオネクチン (臨床検査 37巻4号) | 医書.jp: https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1542901498
*2KAKEN — 研究課題をさがす | SPARC(オステオネクチン)と悪性腫瘍の再発との関係 (KAKENHI-PROJECT-17K11885): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-17K11885/
*3KAKEN — 研究課題をさがす | 新しい炎症増幅因子の精製と骨・軟骨疾患診断薬としての応用 (KAKENHI-PROJECT-06557097): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-06557097/
*4KAKEN — 研究課題をさがす | 組織石灰化の分子病理学的研究 (KAKENHI-PROJECT-06770154): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-06770154/

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このページの最終更新日時: 2020-05-21 (木) 14:19:37