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Y染色体上に存在する、身体をオス化する遺伝子。Y染色体性決定領域。発見以前は精巣決定因子(TDF)と呼ばれた。ヒトはメスの身体をベースとしてオスの身体を作るオスヘテロ型であるため、この遺伝子の働きによって身体の男性化が起こる。ヒストンの化学修飾(メチル基)が除去されることで、SRYが活性化する。
ヒトを含む哺乳類のオスのみが持つ性染色体。X染色体が変化したものと考えられている。Y染色体の長さはX染色体の3分の1。オス化を引き起こす遺伝子(SRY)が存在する。ヒトの男性は一本のX染色体と一本のY染色体を持つ。女性はY染色体を持たない。生物種によってはX染色体とほとんど差がない。トラフグは塩基ひとつ分の差しかない(一塩基多型)。アマミトゲネズミは哺乳類でありながらY染色体を失っており、SRY以外のオス化の遺伝子を持つことが知られている。
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