オルニチン(ornithine)

アミノ酸の一つ。L体L-オルニチン)はタンパク質を構成しない遊離アミノ酸として体内に存在する。蜆に多く含まれる。*1*2

オルニチンの化学構造

体内のアンモニアを無毒化する尿素回路オルニチン回路)において、カルバモイルリン酸縮合してシトルリンを生成する働きを持つ。機能改善に有効な成分であり、サプリメントなどの製品に利用される。

肝臓ミトコンドリアマトリックス内において、カルバモイルリン酸からオルニチントランスカルバモイラーゼによりオルニチンにカルバモイル基が転移されてシトルリンが生成される。

タンパク質を食べるとその副作用アンモニアが必ず出てきますが、そのアンモニア肝臓で無害な尿素に分解し、排出するためにオルニチンが必要になります。*3

また、ポリアミンスペルミジンスペルミン)やプロリンの合成において重要。L-アルギニンよりも高い創傷治癒促進効果が報告されている。

オルニチンの摂取によって成長ホルモン分泌が促進されることやタンパク質の合成速度の向上が確認されている。また、オルニチンの代謝物であるアルギニンよりも、タンパク質の合成を促進する働きが強いことが確認されている。*4

*1植物からアミノ酸,ペプチドなどの単離: http://crf.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10461/4898/1/h19.p.36-p.37.pdf
*2浅桐公男 オルニチン: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssmn/50/2/50_185/_pdf
*3技術評論社 石浦章一 タンパク質はすごい! 心と体の健康を作るタンパク質の秘密(2014/1/5)
*4オルニチンによる脳タンパク質合成の調整機構におけるシトルリンとアルギニンの役割に関する研究: http://repository.aichi-edu.ac.jp/dspace/bitstream/10424/5535/1/shuron-25-105.pdf

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このページの最終更新日時: 2019-01-20 (日) 17:28:36