オレキシン(orexin)

視床下部にあるるオレキシン産生神経から分泌される神経ペプチドヒポクレチンとも呼ばれる。

オレキシンは視床下部外側野神経で産生され、絶食によりその産生が促進される。摂食行動(食欲)の制御や覚醒の維持に必要。*1*2*3

オレキシンが正常に分泌されないとナルコレプシーを発症する。オレキシン受容体に対する拮抗薬不眠症治療薬として使用される。*4

血液脳関門を通過できないため、静脈注射経口摂取では治療効果が得られない。*5

オレキシンの種類

どちらも前駆体プロプレオレキシン*6

オレキシンBの作用はオレキシンAに比べてやや弱く、持続時間も短い。

「オレキシン」はオーファン受容体に対する内因性リガンドとして1998年に同定された神経ペプチドである。オレキシンには、オレキシンAオレキシンBが存在し、Gタンパク質共役型受容体であるオレキシン1受容体オレキシン2受容体を介して作用する。*7

*1国立大学法人 筑波大学 ナルコレプシーの病因治療効果を確認 ~目覚めを制御する低分子医薬の新たな効果~: https://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/170516yanagisawa-1.pdf
*2The hypocretin/orexin system: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1279673/
*3食欲調節の中枢神経機構 新見道夫 香川県立保健医療大学保健医療学部臨床検査学科: https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180515145305.pdf?id=ART0010024891
*4国立大学法人 筑波大学 不安で眠れないとき、脳では何が起きているのか: https://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/20170628sakurai-3.pdf
*5国立大学法人 筑波大学 ナルコレプシーの病因治療効果を確認 目覚めを制御する低分子医薬の新たな効果: https://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/170516yanagisawa-1.pdf
*6東レ株式会社 永原崇志 オレキシン 2 受容体選択的作動薬の設計と合成 ナルコレプシー患者の治療を目指して: http://mlib.kitasato-u.ac.jp/homepage/gakui/pdf/ronbun_otsu_h27/ronbun/T1482R.pdf
*7視床下部神経ペプチドによる行動発現調節 自然科学研究機構 生理学研究所 細胞生理研究部門 細胞生理研究部門 准教授 山中 章弘: http://www.sugitani.u-toyama.ac.jp/sangaku/forum/souyaku27/4.yamanaka.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-09-02 (日) 14:23:27