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カプサンチン(capsanthin)

赤パプリカやスカシユリの花弁などの赤色の色素となるカロテノイド赤パプリカに含まれるカロテノイドとしては最も多く、その量は黄パプリカの20倍以上。*1*2*3

カプサンチンの化学構造

緑のピーマンクロロフィルが変化したもので、β-カロテン以上の高い抗酸化作用を有し、動脈硬化予防の効果があるとされる。*4*5

カラーピーマンにおいては、フィトエンからリコピンβ-カロテンゼアキサンチンを経てカプサンチンが生合成される。また、光照射により果実内のカプサンチン含有量は増加する。*6

*1香辛料の機能性成分 中谷延二 大阪市立大学大学院生活科学研究科: http://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/contents/osakacu/kiyo/DB00010955.pdf
*2山岸准教授 研究内容紹介 ユリの花色発現: http://lab.agr.hokudai.ac.jp/hsla/kinou/yamagishi/#%E6%B3%A83%E3%80%81%E3%82%AB%E3%83%97%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%B3
*3紫外線照射によるパプリカ中のカロテノイドの退色作用 西九州大学健康栄養学部健康栄養学科 佐賀大学工学系研究科 安田みどり 児島百合子 田端正明: https://www.nisikyu-u.ac.jp/nagahara/uploads/ck/adminmini/files/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8/%E7%B4%80%E8%A6%81/%E8%A5%BF%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%81%A5%E5%BA%B7%E6%A0%84%E9%A4%8A%E5%AD%A6%E9%83%A8%E7%B4%80%E8%A6%81/%E7%AC%AC4%E5%B7%BB%E3%80%80%E5%B9%B3%E6%88%9029%E5%B9%B4%E5%BA%A6/04-01.pdf
*4KNApSAcK Family -DietNavi-: http://www.knapsackfamily.com/DietNavi/result3.jsp
*5産業能率大学 総合研究所 B6X0_B6Y0 管理栄養士 市野真理子: https://dc.hj.sanno.ac.jp/oc/text_sample/B6X0_B6Y0/pageindices/index6.html#page=7
*6東北大学機関リポジトリTOUR カラーピーマン果実の着色促進に関する研究: https://tohoku.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=124347&item_no=1&page_id=33&block_id=38

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このページの最終更新日時: 2020-04-13 (月) 08:46:48