健康用語WEB事典

キダチアロエ(Aloe arborescens)

観賞用および食用となるアロエ。南アフリカ原産で江戸時代に渡来し、茎が伸びて立ち上がることからキダチ(木立ち)と名付けられた。成長するにつれて枝は多数に分岐する。俗称は医者いらず。*1*2

葉の内部のゼリー質部分が可食部。健胃整腸下剤効果を有する。健康食品として飲料や錠剤に使用され、有効成分はバルバロイン。キダチアロエを含む健康食品の過剰摂取により、下痢や強い腹痛嘔吐などの事例が報告されている。

民間療法として、新鮮な葉の液汁を経口で胃腸疾患や便秘などに、外用で熱傷や外傷などに用いられてきたが、ヒトでの有効性について科学的に実証されたデータはない。

タグ: 植物 アロエ

*1野山の花 身近な山野草の食効・薬効 城西大学薬学部 白瀧義明 キダチアロエ: https://libir.josai.ac.jp/il/user_contents/02/G0000284repository/pdf/JOS-05470277-60(1)-68.pdf
*2アロエ健康食品中のバルバロイン含有量 京都女子大学 中井みのり 中村絵里子 川添禎浩: http://repo.kyoto-wu.ac.jp/dspace/bitstream/11173/2805/1/0100_073_004.pdf

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このページの最終更新日時: 2020-10-14 (水) 08:49:28