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リン酸化を触媒する酵素の総称。
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srcとABLのチロシンキナーゼを阻害し、bcr-abl融合遺伝子陽性の腫瘍の増殖を抑制する経口分子標的薬。慢性骨髄性白血病の治療薬。類似のキナーゼであるPDGFRとc-Kitはほとんど阻害しない。商品名はボシュリフ。筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対して有効であることが示唆されている。副作用として下痢が多い。タグ:
脳の正常な活動に必要なリン酸化キナーゼ。脳内のタンパク質の1%を占める。そのP212L変異(212番目のアミノ酸がプロリンからロイシンに変化)によって、CaMKⅡαが異常に活性化して知的障害を引き起こすことが報告されている。タグ:
病原体感染におけるサイトカインの産生において必須な役割を果たすキナーゼ(細胞内シグナル分子)。NAKやT2K、IKKiとも。B細胞の抗体応答の抗原特異性やB細胞免疫記憶の長期記憶を司る胚中心B細胞の形成においてTBK1が必須であることが確認されている。ホスファチジルイノシトール-5-リン酸を抗原と共に免疫すると、TBK1シグナルを直接活性化することでアジュバント効果を発揮し、抗原特異的抗体を誘導することが報告されている。DNA刺激に応じたⅠ型インターフェロンの産生にはTBK1…
治癒切除不能な大腸がん(結腸がん、直腸がん)や化学療法後に増悪した消化管間質腫瘍、化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞がんなどに対する抗がん剤。商品名はスチバーガ。体内で活性代謝物のM-2ついでM-5に変換される。レゴラフェニブ自体にも抗がん作用がある。皮膚障害の副作用が知られているが、これにはM-5の皮膚への分布が関わるとされる。VEGFR、TIE2、PDGFR、FGFR、KIT、RET、RAF1、BRAFなどに関わるキナーゼを阻害する。タグ:
体内の血液中や内臓などに蓄えられる脂肪。「中性」は、脂肪酸がグリセリンと結びついた結果、中性となることに由来する。化学的にはグリセリンが持つ1〜3つのヒドロキシ基に脂肪酸が結合したもの、すなわちアシルグリセロール(モノアシルグリセロール、ジアシルグリセロール、トリアシルグリセロール)のことを指すが、生体内の中性脂肪はほとんどがトリアシルグリセロールであるため、トリアシルグリセロールと同じ意味で使われることが多い。トリアシルグリセロール(TAG)は中性脂肪の主成分であり、その役…
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