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クラススイッチ組換えを参照。
関連する用語
喉(中咽頭)や口腔に複数存在する免疫に関わるリンパ組織。扁桃腺とも。扁桃はアーモンドの別名。扁桃には樹状細胞やT細胞、B細胞などの免疫細胞が集まっており、粘膜に侵入する抗原に対する免疫を担う。基本的免疫機能は抗原認識、免疫記憶作成、実効細胞への変換の3つ。扁桃上皮、リンパ上皮共生、樹状細胞により抗原を認識し、濾胞の中でB細胞の活性化や抗体のクラススイッチを行う。扁桃の肥大によって小児の睡眠時無呼吸症候群が起こる場合がある。単に扁桃と言うと主に口蓋扁桃を指す。-舌扁桃-口蓋扁桃…
茶葉に含まれる、IgE産生B細胞へのクラススイッチを抑制する加水分解性タンニン(エラジタンニン)。アレルギー反応における初期のIgE産生を抑制する。グルコースの4位と6位にヘキサヒドロキシジフェノイル基、1位にガロイル基が結合している。インフルエンザウイルスやヒトパラインフルエンザウイルスのヘマグルチニンに作用して膜融合活性を阻害し、これらの感染、増殖を防ぐ作用を持つことが報告されている。
主にX染色体劣性遺伝疾患として男児に発症する先天性免疫不全症。IgMを産生できるが、IgG、IgA、IgEを産生できない。したがって液性免疫が低下した状態となる。CD40L(CD154)などのB細胞のクラススイッチ(CSR)や体細胞高頻度突然変異(SHM)の過程で必要な遺伝子が突然変異した結果、クラススイッチができないために血清IgMが高値となる。一部は常染色体劣性遺伝疾患。
インターロイキンのひとつ。主にTh2細胞が産生するサイトカイン。ヒトのB細胞が産生する抗体のIgEへのクラススイッチを誘導する。喘息などで起こる気道炎症の原因であることが知られている。
インターロイキンのひとつ。Th2サイトカイン。B細胞増殖因子やB細胞刺激因子とも呼ばれる。Th1細胞によるIFN-γの産生を阻害し、マクロファージを不活性化させる。Th2細胞や肥満細胞から産生される。B細胞の増殖や免疫グロブリンのクラススイッチとしての働きを持つ。Th2細胞はオートクリンによって自己の分化を促進する。
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