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クルクミン(curcumin)

クルクミノイドに分類される、黄色いポリフェノール。主にウコンに含まれる成分。に溶けにくいが、類やには溶けやすい。

クルクミンの化学構造

クルクミン腸管テトラヒドロクルクミンに変わり、これがビタミンEを上回る強い抗酸化作用や抗がん作用を持つ。肝臓の機能の活性化効果も確認されている。抗がん剤の成分として利用される。*1*2*3

クルクミン誘導体であるGO-Y022GO-Y031胃がんの抑制作用を持つことが報告されている。

クルクミンの吸収率は低く、クルクミン原末をそのまま経口摂取しても多くは腸管で吸収されない。

クルクミンモノグルクロニド(CMG)はクルクミンプロドラッグとして利用でき、既存の抗がんオキサリプラチン)に抵抗性を示す大腸癌モデルに対し優れた抗腫瘍効果を発揮することが報告されている。*4*5

さらに、クルクミンモノグルクロニドナトリウムとすることで化合物として安定性の高い水溶性プロドラッグクルクミン(TBP1901)となる。

カレーのスパイスであるウコンターメリック)の黄色色素。生理作用として抗腫瘍作用や抗酸化作用、抗アミロイド作用、抗炎症作用などが知られている。*6

ターメリックは東南アジアで広く民間としても用いられており、クルクミンは抗酸化性の高い化合物で、抗炎症性もあり、優れたガン予防効果がある。*7

タグ: ポリフェノール クルクミノイド ウコン がん

*1クルクミン(ウコンの黄色色素)の生合成とその応用: http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/horinouti2.html
*2女子栄養大学 ターメリック 欝金・宇金 Turmeric: http://co-4gun.eiyo.ac.jp/food%20database/spice_herb/foods-dic-sh-turmeric.html
*3秋田大学大学院医学系研究科 医学専攻 腫瘍制御医学系 臨床腫瘍学講座|秋田大学医学部附属病院 化学療法部|秋田大学医学部附属病院 腫瘍内科/研究/業績/クルクミン・アナログ物語: http://www.med.akita-u.ac.jp/~medonco/forgeneral.html
*4プロドラッグ型クルクミン注射製剤の抗腫瘍効果及び治療標的の包括的な解析―安全性の高い抗がん薬としての開発に期待― | 京都大学: https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-10-21-1
*5機能分子解析学 <東北大学大学院農学研究科>: http://www.agri.tohoku.ac.jp/kinoubunshi/html/study.html
*6ヒト疾患iPS細胞のウィルソン病への応用 - 世界の幹細胞(関連)論文紹介 - 慶應義塾大学 グローバルCOEプログラム 幹細胞医学のための教育研究拠点: http://www.med.keio.ac.jp/gcoe-stemcell/treatise/2011/20110603_02.html
*7香辛料の機能性成分 中谷延二 大阪市立大学大学院生活科学研究科: http://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/contents/osakacu/kiyo/DB00010955.pdf

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このページの最終更新日時: 2022-10-23 (日) 18:11:25