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クレアチニン(creatinine : Cr, CRE)

ヘテロ環式化合物のひとつ。筋肉にあるクレアチン脱水物で、筋肉を動かすエネルギーとして使われた後にできる。尿中に排泄される。

クレアチニンの化学構造

血液検査尿検査のひとつ。

クレアチニンは食事の影響を受けず常に一定量生産され、神経内で、クレアチンリン酸から直接に、またクレアチン脱水によって生成されて血液に含まれ、ほとんど体内に再吸収されることなく、腎臓糸球体からのみ濾過されるため、機能をみる標となっている。*1

機能が低下すると腎臓から排出されず血液中にたまり、クレアチニンの値が上昇する。血液検査でこの値が高い場合は腎不全急性糸球体腎炎の疑いがある。

血液中のクレアチニンの量は筋肉の量に比例するため、筋肉が多い人ほど濃度が高くなる。*2

クレアチニンの基準値*3

準値は性別によって異なる。

性別中クレアチニン量(mg/dL)
成人男性0.66-1.13
成人女性0.48-0.85
*1岡山大学医学部附属病院中央検査部インフォメーション CRTN: https://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/teibun/Cr.htm
*2広島大学 エキスパート患者会 腎臓の働きと検査: http://home.hiroshima-u.ac.jp/expertpt/jinzounohatarakitokensa.html
*3公益財団法人 神奈川県予防医学協会 クレアチニン: http://www.yobouigaku-kanagawa.or.jp/kensa/kensati12.html

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このページの最終更新日時: 2018-10-31 (水) 15:34:42