クロマチン(chromatin)

ヌクレオソームが集まって折りたたまれてできる構造。染色質とも呼ばれる。

細胞核DNAを格納するために形成される。細胞分裂時には染色体と呼ばれる構造となる。

この「クロマチン」は、高校で学習する「染色体」とほぼ同じものを指すが、どちらかといえば「クロマチン」は、より化学的な視点で見た場合に使われる言葉であろう。細胞が分裂するときにはこのクロマチンがさらに折りたたまれ、X字型の中期染色体?となるのだ。*1

細胞内のゲノムDNAは、コアヒストンに巻き付いてヌクレオソームを形成している。ヌクレオソームは、さらにリンカーヒストンによってコンパクトに凝縮される。*2

かつては、ヌクレオソームが螺旋状に規則正しく折りたたまれることで、直径約30nmのクロマチン繊維が形成されると考えられていたが、実際はヌクレオソームが不規則に折りたたまれてクロマチンドメインと呼ばれる160nmの塊状となることが確認された。*3

*1技術評論社 武村政春 DNAを操る分子たち エピジェネティクスという不思議な世界(2012/3/15)
*2クロマチン構造 | 広島大学 分子遺伝学研究室: http://www.mls.sci.hiroshima-u.ac.jp/smg/chromatin/chromatin1.html
*3共同発表:DNAは、生きた細胞の中で不規則な塊を作っていた!~遺伝子情報や細胞関連疾患の理解につながる成果~: http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170714-2/index.html

クロマチンに関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]


コメントはありません。


このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:06:04