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グラム染色によって赤く染まる性質。
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ヒトや動物の腸管および自然環境下に広く分布する通性嫌気性グラム陰性桿菌。エンテロバクター・サカザキとも。ヒトへの病原性を持ち、主に乳幼児に感染して壊死性腸炎や脳膿瘍、敗血症などを引き起こす。乳児用調製粉乳(粉乳)を介した感染例が多数報告されている。タグ:
口腔に生息する細菌のひとつ。歯周病の原因となる歯周病菌でポルフィロモナス属(グラム陰性、偏性嫌気性の桿菌)。ジンジバリス菌とも。この細菌に一度感染すると、メンブレントラフィックによって歯肉上皮細胞に侵入して細胞内で生息するため、口腔内から除去することは不可能と言われている。また、この細菌によって傷害される細胞には個体差があり、歯周病のかかりやすさは細胞小器官の個体差と言える。ポルフィロモナス・ジンジバリスはプロテアーゼであるジンジパインを2種類産生し、これらによって免疫に関わ…
ヒトの口腔や腸内に生息する常在菌。グラム陰性の桿菌。クレブシエラ・ニューモニエとも。日和見感染を起こし、肝膿瘍や敗血症、髄膜炎、肺炎などの原因となる。院内感染の原因菌のひとつで、多剤耐性化が起こりやすい。Th1細胞を強く誘導する作用を持ち、肺炎桿菌の腸管内への定着がTh1細胞の過剰な増殖や活性化を引き起こすことが報告されている。通常は腸内細菌が肺炎桿菌の定着を阻止しているが、抗生物質の服用などによって腸内細菌叢が乱れると定着して増殖する。タグ:
フランシセラ属グラム陰性好気性球桿菌。大きさは幅0.2μm、長さ0.2~0.7μm。自然環境下で最長数週間生存可能である。野兎病の原因細菌であり、野兎病菌とも。マダニ類などの吸血性節足動物を介して、主に野兎や齧歯類などによって保持される。大きく三つの亜種がある。-フランシセラ・ツラレンシス・ツラレンシス(A型)-フランシセラ・ツラレンシス・パレアルクチカ(B型)-フランシセラ・ツラレンシス・メディアシアティカA型は北米に認められ、B型はアジア、ヨーロッパおよび北米で認められる…
細胞内寄生性を持つグラム陰性偏性好気性短小桿菌の属。ブルセラ症の原因となる人獣共通感染細菌-ブルセラ・メリテンシス(羊、山羊型)-ブルセラ・アボータス(牛、水牛型)-ブルセラ・スイ(豚型)-ブルセラ・カニス(犬型)-ブルセラ・ランギフェリ
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