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スルホニルウレア系経口血糖降下剤。β細胞を刺激してインスリンの分泌を促進する。*1
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膵臓のランゲルハンス島に存在するβ細胞から分泌されるペプチドホルモン。血糖値を下げる唯一のホルモン。インシュリンとも。糖尿病は、インスリンを分泌するβ細胞の不全または体にインスリン自体が効きにくくなるインスリン抵抗性によって起こる。三大栄養素全ての代謝に関わる。インスリンは,三大栄養素(タンパク質,糖質,脂質)すべての代謝を調節する作用を有しており,栄養素の代謝を考える上で非常に重要なホルモンである.インスリンはタンパク質合成を促進し,分解を抑制することでタンパク質代謝に対し…
糖尿病の治療薬のひとつ。SU薬とも。膵臓のβ細胞にあるスルホニルウレア受容体(SUR1)に結合し、KATPチャネルを阻害してインスリンの分泌を促進し、血糖値を下げる。副作用は低血糖。全てのスルホニル尿素薬は、SUR1に結合できる構造(スルホニルウレア構造)を共通して持つ。-グリベンクラミド-トルブタミド-グリメピリド-グリクラジド-ナテグリニド
膵臓にあるインスリンを分泌する細胞。膵β細胞とも呼ばれる。GLUT2によってβ細胞内に取り込まれたグルコースからのATP産生が進むと、細胞内のATP/ADP比が増大してKATPチャネルの閉鎖、細胞内カリウムイオンの細胞外流出の抑制、β細胞膜電位の上昇(脱分極)とそれに伴う電位依存性カルシウムチャネルの開口が起こる。これによって細胞内へのカルシウムイオンの流入による分泌顆粒の細胞膜への融合と顆粒中のインスリン分泌が惹起される。
血液に含まれるグルコース(ブドウ糖)のこと。血糖値は血液に含まれるブドウ糖の量を数値化したもの。正常であれば血糖値は一定に保たれる。基準以上の血糖値となる状態を高血糖と呼ぶ。
細胞が細胞内で合成された物質を細胞外に放出する現象。読みは「ぶんぴ」または「ぶんぴつ」。分泌の様式によって以下のように分類される。-内分泌-外分泌
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