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ピルビン酸とナトリウムとの塩。ミトコンドリア病に合併する高乳酸血症の改善に用いられる(ピルビン酸ナトリウム療法)。ピルビン酸デヒドロゲナーゼを活性化することによりNADHを酸化し、高いNADH/NAD+比を改善することで、グリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼとホスホグリセリン酸キナーゼ系における代謝回転を改善し、解糖系からのATP産生を促進するという機序により高乳酸血症を改善する効果が期待されている。
グリセルアルデヒド-3-リン酸から1,3-ビスホスホグリセリン酸を生成する反応を触媒する酵素。グリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼとも呼ばれる。この酵素は補酵素としてNAD+を必要とし、この反応の進行によってNAD+はNADHに還元される。この還元反応が起きなければ解糖系全体の代謝が進まなくなる。
解糖系において、グリセルアルデヒド-3-リン酸がグリセルアルデヒド-3-リン酸脱水素酵素(グリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ)によって触媒されて生成される有機化合物。3-ホスホグリセリン酸の前駆体。
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