健康用語WEB事典

グリチルリチン(glycyrrhizic acid)

トリテルペン配糖体の一種。漢方である甘草リコリス)の主成分。グリチルリチン酸とも。*1

グリチルリチンの化学構造

砂糖の150~300倍の強い甘味を持つとされる。体内でアグリコングリチルレチン酸代謝される。*2

医薬品肝臓疾患改善)、化粧品、天然甘味料原料として利用される。以下のような作用が報告されている。

グリチルリチンには,抗炎症作用をはじめ,副腎皮質刺激作用,コレステロール低下作用,粘膜保護作用,抗アレルギー作用,鎮咳去痰作用などの多岐にわたる薬理作用があることが報告されている。とりわけその障害抑制作用や肝細胞保護作用の解析は進んでいる。*3

グリチルリチンおよびその誘導体ヘム結合性膜タンパク質PGRMC1に結合し、抗がん剤の効果を強力に高めることが報告されている。*4

タグ: トリテルペン 配糖体 有機化合物 漢方 甘味料

*1東京工業大学 | 最近の研究成果 | 研究成果詳細: http://www.hyoka.koho.titech.ac.jp/eprd/recently/research/258.html
*2glycyrrhizin | C42H62O16 - PubChem: https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/Glycyrrhizic_acid#section=Top
*3漢方処方における「甘草」配合の意義に関する基礎的研究 ~「甘草」配合漢方処方の胆汁酸誘発肝障害に及ぼす影響~ 能勢充彦 名城大学薬学部 教授: http://www.inm.u-toyama.ac.jp/jp/collabo/h22_download/report/22-1.pdf
*4グリチルリチン誘導体が膜タンパク質PGRMC1の機能を阻害し腫瘍の増殖を抑制する:[慶應義塾]: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2021/7/14/28-81263/

ご意見・ご要望をお聞かせください。


グリチルリチンに関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



添付ファイル: fileglycyrrhizic_acid.png 閲覧数 378回 [詳細]

このページの最終更新日時: 2021-07-23 (金) 21:17:47