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グルコン酸(gluconic acid)

グルコース誘導体アルドン酸)。グルコースアルデヒド基酸化されてカルボキシル基に変化した構造を持つ。分子式は C6H12O7 *1

グルコン酸の化学構造

乳酸発酵中に発見され、国内では1962年に食品添加物定されている。ハチミツに含まれる有機酸の約七割を占め、ローヤルゼリーにはハチミツの五倍ほどが含まれる。*2*3

食品添加物として認可されているの中で唯一の糖酸クエン酸の4分の1程度の酸味を持つ。

小腸での吸収効率は低く(最大20%)、大腸においてビフィズス菌の増殖や機能強化を促進し、便通を改善するとされる。

グルコン酸の塩類

タグ: 有機化合物 誘導体 糖酸 食品添加物

*1徳島文理大学薬学部 生薬研究所第一研究室 H30年度 生物有機化学テキスト 糖の構造と化学的性質: http://p.bunri-u.ac.jp/lab23/esumi/2018_Bioorganic%20Chemistry_text.pdf
*2玉川大学学術リポジトリ グルコン酸およびその塩類の特徴・機能について 永井照和: https://tamagawa.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=656&item_no=1&page_id=13&block_id=21
*3グルコン酸およびその塩類について 藤沢薬品工業(株) 永井照和: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan1988/98/3/98_3_175/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2020-11-02 (月) 08:16:31