ケモカイン(chemokine)

白血球に対する遊走活性(ケモタキシス)を持つサイトカインの総称。免疫細胞組織へ遊走させるのに必要。対応する受容体を持つ細胞をケモカイン産生部位に集める。*1*2

塩基性ヘパリン結合性の強いタンパク質遊走活性以外にも細胞接着分子発現脱顆粒、抗腫瘍活性増強、抗アポトーシス作用、血管新生の制御などの役割を持つ。*3

白血球の遊走は、ケモカインが白血球細胞表面にあるケモカイン受容体に結合し、そのシグナルが細胞内を伝わることで起こる。好酸球に関わりの深いケモカインにはRANTESエオタキシンがある。*4*5

IL-8など40種類以上が確認されている。*6

ケモカインが持つ4つのシステイン残基のうち、N末端にある2つのものの構造によって以下のサブファミリーに分類される。*7

*1東邦出版 星野泰三 吉田朋子 共著 がんのプレシジョン免疫学(2017/8/21)
*2西東社 カラー図解 免疫学の基本がわかる事典 鈴木隆二(2015/6/3): https://amzn.to/2SW7bgi
*3日本内科学会雑誌第 活性化血小板に由来する生理活性物質:臨床への展望 矢冨裕: https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/97/1/97_168/_pdf
*4ケモカイン・ケモカイン受容体・シグナル制御分子 フロントファミリーの構造・機能ネットワーク解析からの免疫システムの解明および創薬開発: http://tprp-pub.genes.nig.ac.jp/pdf/pamphlet2010/pamphlet2010_mpb1.pdf
*5特別企画「好酸球疾患」:総説 好酸球機能と組織エオジノフィリー 宮田聡子 勝岡憲生: http://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20170617110408.pdf?id=ART0007438317
*6ナツメ社 埼玉医科大学リウマチ膠原病院 教授 三村俊英 基礎からわかる免疫学
*7JAIRO | CCケモカイン受容体2欠損は心筋虚血 ・ 再灌流における酸化ストレスと梗塞サイズを軽減する: http://jairo.nii.ac.jp/0043/00001005

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このページの最終更新日時: 2019-02-17 (日) 18:05:40