ゲノムインプリンティング(genomic imprinting) †
対立遺伝子の一方のみの遺伝子が発現すること。ゲノム刷り込みとも呼ばれる。
哺乳類の常染色体には一方の対立遺伝子だけが発現する遺伝子座があり、これが父親、母親由来ゲノム間の機能的な差をもたらしている。つまり精子や卵子の形成過程において何らかの形で遺伝子に「しるし」あるいは「記憶」が刷り込まれ、そのしるしにしたがって子での遺伝子発現が生じる。これがゲノムインプリンティングまたはゲノム刷り込み(genomic imprinting)である。*1
発現する遺伝子のことをインプリント遺伝子と呼ぶ。片親性ダイソミーの場合、インプリント遺伝子が発現しないことによる異常が起こる場合がある。
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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:06:15