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転写因子と転写装置の間に介在し、転写を活性化する転写制御因子。*1
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PPARγに結合するコアクチベーターとして同定された転写制御因子。白色脂肪細胞においてはミトコンドリア生合成の増強やUCP1の発現増加などによる褐色脂肪細胞様変化を生じさせる。運動によって増加するとされ、骨格筋内で重要な物質の増加や代謝の改善が報告されている。また、PGC-1αが骨格筋に作用することで、骨格筋から分泌されるイリシンがエネルギー消費量を増加させることが報告されている。インスリン抵抗性の改善に関わることが示唆されている。PGC-1αは褐色脂肪細胞や骨格筋,肝臓など…
アンドロゲンの受容体のコアクチベーター。TGFB1I1とも。アンドロゲンに感受性のある男性型脱毛症が起きた部分や髭の毛乳頭細胞に多く発現する。
頬や口周り、顎の下に生える毛。髭の毛乳頭細胞では、アンドロゲンの受容体のコアクチベーターであるARA55が多く発現する。
遺伝子発現によるタンパク質の合成過程において、DNAからRNA(mRNA)を合成する段階のこと。二本鎖のDNAのうち一本を鋳型とする。転写を触媒する酵素はRNAポリメラーゼ、転写を促進するタンパク質は転写因子と呼ぶ。真核生物では基本転写因子と呼ばれるタンパク質が転写にが必要。転写によってできたmRNAからアミノ酸配列を作成する過程は翻訳と呼ばれる。原核生物では転写と翻訳(タンパク質合成)は同時に進行する。真核生物では、DNA結合活性をもつアクチベーターあるいはリプレッサータン…
PPARのひとつ。脂肪細胞の分化に関わる転写因子となる核内受容体。白色脂肪組織において脂肪酸をトリグリセリド(中性脂肪)として貯蔵する際に重要な役割を担っている。PPARγを活性化することでTNF-αやレプチンの産生が抑制される。フラボンであるアピゲニンやクリシンおよびフラボノールであるケンフェロールによって活性化される。DHAやEPAはPPARγを弱く活性化する。レチノイドX受容体(RXR)とヘテロダイマーを形成して,リガンド依存的に標的遺伝子のプロモーターに結合し,コリプ…
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