コリン(choline)

様々な動植物に含まれるレシチンの構成要素。分子式は C5H14NO *1

コリンの化学構造

細胞膜の構成成分であるホスファチジルコリンスフィンゴミエリンなどの合成に必要であり、全ての動物細胞にとって必須。ヒトの体内では、ホスファチジルエタノールアミンから合成されるが、わずかな量であるため食事からの摂取が必要。血小板活性化因子ベタイン前駆体ともなる。*2*3

体内のコリンの95%はホスファチジルコリンとして生体膜に存在する。*4

神経伝達物質であるアセチルコリンは、コリンとアセチルCoAエステル結合した化合物

通常の食生活によってコリンが不足することは稀であるが、不足によって肝細胞への傷害が起こる。また、妊婦のコリン不足は胎児中枢神経系に悪影響を及ぼす。

がん細胞は積極的にコリンを取り込み細胞増殖に利用していることが示唆されている。ヒト大腸がん細胞(HT-29)のCTL1を阻害することにより、がん細胞の増殖が抑制されることが知られている。

*1choline | C5H14NO+ - PubChem: https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/choline#section=Top
*2KAKEN — 研究課題をさがす | コリントランスポーターを標的とした分子標的癌治療法の開発 (KAKENHI-PROJECT-22590248): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22590248/
*3コリンおよびコリントランスポーターの生理機能(<特集>ビタミン・バイオファクターのトランスポーター[I]): https://www.jstage.jst.go.jp/article/vso/84/8/84_KJ00006538714/_article/-char/ja/
*4KAKEN — 研究課題をさがす | リン脂質のリサイクル (KAKENHI-PROJECT-15K14957): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15K14957/

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このページの最終更新日時: 2018-09-28 (金) 10:45:51